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ティーペック健康ニュース

第299号 2017/8/10  
発行:ティーペック株式会社

『健康経営の「予防投資」が労働損失をカバー』

 毎日忙しく働いていると、少しの頭痛や胃腸の不調、花粉症などのアレルギー症状といった体調不良くらいなら、つい無理して出社してしまいがちです。理由は、「職場に迷惑が掛かるから」「急ぎの仕事があるから」「欠勤すると評価が下がるから」などさまざまです。でも、実はこうした体調不良で働く方が、病欠で休むよりも会社にかける損失が大きいことをご存じですか。
 勤勉が美徳とされる日本では、よほどのことがない限り欠勤せず、多少の体調不良を抱えながら働くということが日常茶飯事となっています。しかし、体調が万全でないため生産性が低下することにより、会社にとっては目に見えにくい労働損失が累積し、額にすると欠勤の3倍に及ぶなどといわれています。
 そうした認識から、従業員の健康づくりを事業の一部と捉える「健康経営」を推進する企業などでは、「予防投資」により体調不良の労働損失をカバーしようという考え方が導入され始めています。
 会社にいるけど仕事にならない!「疾病就業」の労働損失とは
 体調不良による労働損失は、「病気欠勤」と「疾病就業」の2種類あると考えられています。
【欠勤による損失】…………アブセンティーイズム(Absenteeism=病気欠勤)
   欠勤や休職、遅刻、早退など、職場にいないことで仕事ができない状態による損失のこと。
【パフォーマンス低下による損失】………プレゼンティーイズム(Presenteeism=疾病就業)
   出勤しているのに体調不良で労働意欲、集中力が低下し、本来発揮されるべきパフォーマンス(職務遂行能力)が低下することによる損失のこと。
 これまで日本では企業風土として、アブセンティーイズムによる生産性の低下が問題視されてきましたが、最近は、出社していても業務に身が入らないプレゼンティーイズムの方が、企業にとって損失がより深刻であることが分かってきました。
 体調が悪くても頑張って出社したのに結局仕事にならなかった、という経験は多くの人があるでしょう。同僚や上司にやる気だけは見せたつもりになっているかもしれませんが、出せる100%の能力が発揮できず、自分でも気が付かないうちに労働損失となっているのです。
<体調不良で起きるリスク>
・集中できない  ・小さなミスを繰り返してしまう  ・仕事のスピードが上がらない
・判断力が鈍り、考えられない
 膨大なプレゼンティーイズムとなる花粉症
 例えば、国民の5人に1人が発症し、今や国民病といわれる花粉症の患者について考えてみましょう。花粉症では会社を休むほどではないですが、仕事中にくしゃみをして鼻水が出てくると、仕事の手を休めて鼻をかんだり、頻繁に洗面所に行くという一連のことが1日に何度となく繰り返されることになります。
 仕事の手を休める時間、洗面所を往復する時間だけでも、従業員2万人くらいの企業では金額換算すると数億円に及ぶともいわれています。さらに花粉症では、症状や薬による副作用などでボーっとして集中力が失われるため、仕事のパフォーマンスも低下しがちです。アメリカのある調査では、花粉症を含むアレルギーによる労働損失は、従業員1人当たり日本円にして年間約59万円にも上るという計算をしています。
 「予防投資」が働く人を健康に
 それでは、花粉症の人のプレゼンティーイズムを防ぐために、企業ができる対策はなんでしょうか。たとえば、「職場に空気清浄機を設置する」という方法が考えられます。空気清浄機の設置で職場環境を整えることで、くしゃみや鼻水を予防し、職場環境を整えることで、鼻をかむ時間やそれによって失われる集中力、思考の断絶などを改善することが可能です。
 「花粉症は個人の病気であり、企業が何かすべき義務があるのか」と考える経営者がいるかもしれません。空気清浄機は高価なものでは1台100万円以上し、10台購入した場合であれば1,000万円にもなってしまいます。しかし、くしゃみや鼻詰まりによる労働損失が仮に1億円だとしたら、1,000万円は安いもの。さらに従業員は「私たちのために会社はこんなに手厚くしてくれた」と感じ、業務遂行の動機付けになるでしょう。
 こうした企業によるプレゼンティーイズムへの予防投資は、他にも、うつ病などを予防するメンタル面でのサポートや、過労や睡眠不足でパフォーマンスが低下しないための対策などが挙げられます。「予防投資」という考え方が、働く人たちの健康を守り、労働損失をカバーするのです。
◇   ◇   ◇
 WHO(世界保健機関)では、労働そのものが、社会の一員である私たちの健康に大きな影響を及ぼすという点について、次のような報告をしています。
 「労働は重要であり、また、自尊心や秩序観念形成の上で大きな心理的役割を演じていると指摘されている。労働は人間の自己認識を形作る大きな力なのである。そしてそれは、生存に大きな力を与え、日・週・月・年の周期的パターンを形成する。子どもや老人の世話、ボランティアのような経済的な利益のない仕事にも価値があり、その人に満足感を与える」
 人は自分に納得のいく仕事ができてこそ自信が生まれ、仕事に満足することで心身ともに健康でいられます。健康経営はこれからの時代の重要なキーワードです。企業の予防投資により、万全の体調で働くことをサポートしてもらえるようになるのは喜ばしいことですね。
<参考資料>
『これからの人と企業を創る健康経営』(岡田邦夫・高橋千枝子著・発行/特定非営利活動法人健康経営研究会・制作/社会保険研究所)
ほか
原稿・社会保険研究所©
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