|
春野菜らしい味覚を楽しむためには、せっかくの苦味や香りを失わないようにほどよく調理するのがポイントです。できるだけ新鮮なうちに調理したり、アクを抜きすぎないようにしたりして、苦味や香りを生かす工夫をしましょう。 |
|
・ |
ふきのとう |
|
春の訪れとともにいち早く芽を出す山菜です。旬は2〜3月ごろ。
独特の香りと苦味が特徴で、この苦味が新陳代謝を促進してくれます。ビタミン類やカルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。つぼみが固く、葉が開ききっていない、小ぶりでころころと太っているものを選びましょう。
てんぷらや塩ゆで、味噌汁、網焼き、煮物、ふきのとう味噌などで。 |
|
・ |
なのはな |
|
旬は2〜3月ごろ。
なのはなはビタミンCがとても豊富に含まれていますが、そのほかにもビタミンA、B1、B2、カルシウム、鉄分などの栄養素もバランスよく含んでいます。つぼみが締まっていて花が開いていないもの、大きさがそろっているもの、葉の色が濃いもの、茎の切り口がみずみずしいものを選ぶとよいでしょう。
辛し和え、炒め物、てんぷらなどがお勧めです。 |
|
・ |
みつば |
|
旬は2〜4月ごろ。
ビタミンAやカリウムなどを豊富に含んでいます。香りが強く、葉がみずみずしくて緑色の濃いものを選ぶとよいでしょう。加熱しすぎると香りや風味が落ちてしまうので、汁物の浮き実にする場合などは火を止めてから加えましょう。
おひたしや和えものなどがお勧めです。 |
|
・ |
たけのこ |
|
旬は4〜5月ごろ。
亜鉛、カリウム、ビタミンB群、ビタミンEなどを含み、食物繊維も豊富です。先端のほうが根元のほうよりも栄養価が高く、味も上です。適度に湿り気があり、ずんぐりと短く重いもの、皮が薄茶色でつやがあるものを選びましょう。時間とともにどんどんえぐみが出てしまうので、できるだけ早めに下ゆでしてしまいましょう。
若竹煮、たけのこごはん、てんぷらなどにして楽しみましょう。 |
|
・ |
春キャベツ |
|
春野菜の代表格ともいえる春キャベツは3月〜5月中旬ごろが旬。
ビタミンCやビタミンUを多く含み、強い抗酸化作用があります。食物繊維も豊富です。緑が濃くつやと張りがあり、葉の巻きがゆるいものを選びましょう。
葉が柔らかく甘みがありますが、ビタミンは水に溶けやすく熱に弱いのでサラダや浅漬けなどにするとよいでしょう。 |
|