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ティーペック健康ニュース

第143号 2004/10/12  
監修:順天堂大学医学部附属順天堂医院総合診療科
 小林 暁子

『慢性腎不全を防ぐには』

慢性腎不全によって、人工透析を受ける患者さんは、年々増加しています。腎不全は自覚症状に乏しく、知らない間に進行する病気です。早期発見が重要ですが、残念なことに腎機能が70%に低下しても自覚症状は出にくく、腎機能が30%くらいになって初めて、「疲れやすい、食欲がない」等の症状が出てくるため、気がついた時には腎不全がかなり進行していたという場合も多いのです。気がついた時には「透析療法」が必要になっていた、ということがないように、定期検査を受け腎不全の早期発見に努めることが大切です。
 腎不全とはどのような病気でしょう。
腎臓はこぶしよりもやや大きいソラマメ型をしています。腰より少し上の背中側に背骨を挟んで、左右一個ずつあります。一日に約180リットルの血液が送られ、体内で作られた老廃物が尿として排出されます。また水分や体液成分の調節をしたり、赤血球を作るホルモンや血圧を調節するホルモンを分泌しており、身体の内部環境を一定に保つ上で重要な役割を担っています。その機能が何らかの原因によって低下し、腎臓の働きが不十分になった状態が「腎不全」です。急性腎不全の場合とは異なり、しだいに悪くなってしまった腎臓は再び同じ状態には戻りません。
 慢性腎不全を引き起こす原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
ほとんどすべての腎疾患は慢性腎不全に移行する可能性があります。最も多いのが糖尿病の合併症である糖尿病性腎症です。その次に慢性腎炎、高血圧によって引き起こされる腎硬化症、あるいは腎盂腎炎なども慢性腎不全の原因として多くみられます。主な原因を挙げます。
代謝性疾患: 糖尿病、通風 感染: 腎盂腎炎、腎結核
糸球体疾患: 糸球体腎炎、紫斑性腎炎 腫瘍: 腎〜尿路系腫瘍
先天性疾患: 多発性嚢胞腎、腎形成不全 尿路閉塞: 結石、結核
血管性疾患: 高血圧、動脈硬化 膠原病: 全身性エリテマトーデス
などです。
 どのようなことに注意すればよいのでしょうか・・・。
主な疾患について注意点を述べます。
糖尿病性腎症・腎硬化症
  糖尿病や高血圧によって、腎臓の血管や組織に障害が起きる腎臓病です。それらの病気にかからないことが一番ですが、たとえ病気になったとしても血糖や血圧のコントロールをきちんと行い、腎臓への悪影響を極力減らすことが大切です。人工透析の患者さんが増えている理由の一つに、糖尿病や高血圧症による腎不全が増加していることが挙げられます。そうした生活習慣病は努力次第である程度は予防できますし、進行を抑えられます。糖尿病や高血圧症を防ぐことも腎不全予防の第一歩といえるのです。
慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
血液中の老廃物をろ過する糸球体に、慢性的な炎症が起きる病気です。かぜや扁桃炎、咽頭炎などがきっかけとなって急性腎炎が起き、それが慢性腎炎へ移行するケースや、学校や職場での健康診断で蛋白尿を指摘され発見されることがあります。慢性腎炎にも軽症で症状を認めないものから、高度の腎障害に陥っているものまで、幅広いものが含まれています。治療の基本は腎臓に負担をかけないようたんぱく質や塩分を制限する食事療法が病態や病状に合わせて必要となります。腎機能の程度に見合ったたんぱく質の量の摂取と薬物療法により、腎不全の進行をある程度抑えることができます。日常生活では、腎臓への血液量を多く保てるよう横になる時間を増やし、過労を避けます。激しい運動は避け十分な睡眠時間を確保すること。また保温に努め、かぜをひかないようにすることも大切です。
腎盂腎炎
  腎盂(腎臓から尿管につながるところ)に細菌感染症が起きて、そこから腎臓内部に炎症が及んだもので慢性と急性があります。慢性腎盂腎炎は、尿路結石,前立腺肥大症,尿路奇形など基礎疾患があることが多く、軽い熱や腹痛など比較的軽い自覚症状があります。急性の細菌性腎盂腎炎では、ある日突然寒気や震え、腰痛が起きます。大腸菌が膀胱から尿管をさかのぼり、腎盂へ達して発生することが多いのです。このような腎盂腎炎を何度も繰り返したり、慢性化させると腎不全になりやすいので、症状が軽くなったからといって勝手に治療を中止せず医師の指示のもと、腎機能の経過を観察していくことが大切です。
慢性腎不全の早期発見のポイントは、定期的な検査を受けることです。
健康診断で尿蛋白や血尿が出ていると指摘された場合は、他に症状がなくてもかなら
ず受診しましょう。また、慢性腎炎や糖尿病、高血圧などの慢性腎不全を引き起こす
可能性のある病気を持っている方は、きちんと治療・定期検査を受けましょう。

◇   ◇   ◇
<参考文献>
今日の治療指針        医学書院
医学書院           成人看護学5
学研 疾患別看護過程の展開  山口瑞穂子 吉岡征子
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