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ティーペック健康ニュース

第75号 1999/2/10  
監修:東京医科歯科大学 医動物学教室
山田 誠一

味覚障害

味がわからない”という「味覚障害」の人が年々増加しつつあります。 味覚の訴えは患者さんによってさまざまですが、まったく味を感じない(味覚消失)、味が全体的に弱く薄く感じる(味覚減退)、 その他に甘味などの特定の味がわからない(解離性味覚障害:カイリセイミカクショウガイ)、苦みや渋みがする(自発性異常味覚) いやな味として感じる(悪味)、本来の味と違う味に感じる(異味)などがあります。また、味覚が異常に強く感じられる味覚過敏 もあります。

私達が味を感じるのは、食物が舌にある味蕾(ミライ)という器官に接触し、そこで受けた刺激が味覚神経を通って大脳に伝えられるからです。 この神経のどこかに異常があると味覚障害が起こりますが、多くは味蕾の異常によって起きています。今回は味覚障害の原因・予防について説明しましょう。
 原因
味覚障害の原因は亜鉛不足と薬の副作用で過半数を占めます。 患者さんの年齢層は70才代が一番多いと言われています。
1.
亜鉛の不足
味を感じる味蕾の中にある味細胞は、新陳代謝が活発です。亜鉛はミネラルの一種で新陳代謝に必要な物質なので、亜鉛が不足すると味蕾の細胞を十分に作ることができず味覚障害が起こります。高齢者だけの生活では食事に偏りが生じ亜鉛が不足したり、唾液の減少や義歯に頼るため咀嚼力が衰え、せっかく亜鉛を多く含む食事をしていても消化・吸収が悪くなり、味覚障害を起こしやすくなります。
2.
全身の病気
さまざまな病気(腎障害、肝障害、胃腸障害、甲状腺疾患、糖尿病など)によって味覚障害や味蕾に異常が起こることがあります。
また味覚神経と関連がある顔面神経麻痺でも味覚障害が起こることがあります。
3.
薬の影響
薬の中に体内での亜鉛の吸収を阻害するものがあり、味覚障害を起こすことがあります。
原因となる薬は降圧剤、睡眠薬、精神安定薬、心臓病の治療薬など何十種類にも及びます。
4.
食品添加物
加工食品に含まれる食品添加物の中には、亜鉛の吸収を阻害するものがあります。
品質改良剤として使われるポリリン酸、EDTA、カルボキシメチルセルローズなどは亜鉛を体内から奪い、排泄してしまいます。
 予防と治療
1.亜鉛不足に対して
  亜鉛不足の場合、薬物療法として「硫酸亜鉛」の内服があります。また食事での亜鉛を多く摂ることが治療と予防になります。

一日に必要な亜鉛の量は、日本では定められていませんが、アメリカでは15mgくらいは摂取することが推奨されています。日本人の最近の平均的な食事では9mgくらいしか摂れていないと言われています。数値にこだわる必要はありませんが、さまざまな食品をバランスよく食べるよう心がけましょう。次に亜鉛を多く含む食品を表にしてみました。
魚介類 *かき、いか(生)、*かずのこ、いわしみりん干し、煮干し、しらす干し、
たらばがに(茹)、さざえ、干したら、魚卵
海藻類 あまのり、寒天、あさくさのり、わかめ、干しひじき
豆 類 あずき、いんげん豆、納豆、木綿豆腐、きなこ、赤色味噌
種実類 カシューナッツ、アーモンド(煎)、いりごま、栗(茹)、干し柿
穀 類 ゆば(生)、そば粉、玄米、麦こがし、薄力粉
肉 類 牛レバー、牛肉、豚肉、ウィンナーソーセージ、プレスハム
野菜類 パセリ、乾しいたけ、かぶ菜
乳 類 プロセスチーズ、脱脂粉乳
嗜好飲料 *抹茶、*緑茶煎茶(一番茶)、玄米茶、ココア、紅茶
※亜鉛3mg/可食部100g以上 *は40mg/可食部100g以上
2.全身の病気・薬の影響に対して
薬で味覚障害が起きていると考えられる場合でも、勝手に薬の服用を中止するのは危険です。 必ず主治医に相談し、薬の種類を替えてもらうなどの処置をとりましょう。さまざまな病気が原因になっている場合には、その病気の治療を行うことが味覚異常を改善させることにつながります。うがいをして口腔内をしめらさせ、清潔にしたり、喫煙を控えるなどの唾液の分泌異常を引き起こす習慣を改めましょう。
3.食品添加物に対して
化学調味料や加工品に含まれるフィチン酸、重合リン酸等が亜鉛欠乏症を引き起こす可能性があるとされています。化学調味料だけに 頼らずにしっかりとダシをとって塩分を控えたり、いろいろな食品を調理するようにしましょう。外食や偏食でビタミンB群の不足になり 味覚障害が起こることがあります。食品添加物をとり過ぎないよう注意すると同時に、日頃から食事の栄養バランスを考えましょう。
 最後に
味覚障害が出て悩みながらも受診していない患者さんも少なくないようです。味覚障害を専門に治療している医療機関はあまり 多くありませんが、検査や治療は耳鼻咽喉科でできます。異常に気づいたら、なるべく早期に受診しましょう。
◇   ◇   ◇
<参考文献>
「今日の治療と看護」 南江堂
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